誰が好きなの?

それから直ぐに放課後がやって来た。


あらかじめ中庭に秦野くんを呼んでいた。


「何?
俺、用事あるから」



「大丈夫、3分もかからないから」


「じゃ、早くさっさと済ませて」


なに、この早くしろオーラ。


絶対今日、何の日か知らないでしょ。



「問題。
今日は何の日でしょー?」


「は。 知らねぇし」


・・・なんか、即答されたし。


「少しは考えてよ」


「知らねぇもんは考えても出てこん」



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