Love Birthday‥
「そんなにくっついたら、
俺、もう限界だよ?」
志則が私の頭に顔を乗せて言った。
ねえ、志則はどうしてこんな私を抱いてくれるの?
女だから?
他の誰かでも同じことをする?
「俺と付き合ってみる?」
志則の声に、私の思考は停止した。
「何……言ってるの? ありえないでしょ」
「……だよね」
その時の志則の笑みに懐かしさを感じた。
初めて志則に抱かれた時も、志則は今と同じような笑みを見せていた。
あの綺麗な星空の下で……。