それは、ナイショの恋*【短編集】
その日は、悲しくて泣きながら帰った。



お母さんにどうしたの?っと聞かれたけど、上手く説明できない・・・・・





「どうしたの? 好きな男の子が転校でもしちゃうの?」





「・・・・・え、好き?」




お母さんは何を言ってるんだ? お母さんはふふふと笑っている。 




「今日、明日転校するってゆう男の子がね、苺大福買いに来たんだよ? その子はね、奈緒が好きなんですって笑って言っていたわ。 なんで、お母さんに言うのかね?
奈緒に言えば良いのにね!!」





・・・・・・佑・・・・たすく・・・・






「佑が好きだ・・・・私、佑が好き。」







「ふふふ、なら言って来なさい! 佑くん、今日この街去るらしいよ?」





「・・・・え?」




私は、がむしゃらに走っていた。せめて、『好き』だと伝えたい。




好き! 好き! 好きだよ!!










「ふふふ、転校するって嘘だけど〜♪ まったく世話が焼ける二人。」などとゆう、お母さんの一人事など知らない。


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