恋の禁断症状

「わたしにも、あんな頃があったかね…」

誰に呟くでもなく、そう言うとソファーに腰掛けるように勧められた

まさふみ先輩は何も動じている様子もなく深々と座り込み

わたしは緊張からか浅く腰掛けた

机の上にはばらまかれた数枚のポスターが置かれてあった


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