恋の禁断症状

かずゆきは階段を使わずに手すりに座って滑りながらスルッと降りてきたのだった

「もう、わざとじゃんけん負けてばっかなのに」

「離れたくないよ、ずっとこうしていたい」

抱き締められて抵抗できない

かずゆきから流れる素直なオーラにいつも圧倒されてばかりいるのがこの物語の主人公、マナこと結城まなか


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