不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上
急いでショウくんの後を追う。
これでもかって走った。
『っはぁ、はぁ、っ!』
追いついて見えたのは、階段の手すりに捕まり、苦しそうにしゃがみ込むショウくんの姿だった。
すぐさま駆け寄った。
『肋骨がヒビ入ってる!病院に行こう!』
そう言った私の声にショウくんは顔をあげ、目を見開いた。
その顔は、何でそんなことわかるんだって顔。
さっきショウくんに触れた時、”見えて”しまったんだ。