不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上
物置部屋の丁度前の廊下。
あの女が髪につけていたであろうリボンが落ちていた。
「〜〜〜〜〜〜!」
「〜〜、〜〜」
中からは話し声も聞こえる。
あそこか…
きっと女共に捕まってるに違いない。
その話し声は近づくにつれ、大きくなる。
「”姫”だからって調子乗ってんじゃねーよ!」
『”姫”?なに、それ…』
あの女の、か細い声がかろうじて聞こえた。
あいつ…”姫”のこと知らないのか…?
公平も同じことを思ったらしく、
「おいおい知らないのかよ」
と、ボソッと呟く。