不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上
ったく、うちの総長は自由人だなぁ…
なんて思いつつ、アカリについて行こうと足を進める。
後ろから公平とショウの会話が聞こえてくる。
「ショウ病院行くぞ」
「もう1人で歩ける」
「は?何だよ。さっきまで俺の支えなきゃ立ってらんなかったくせに」
「………いや…、あの女が俺の腕掴んだ瞬間、痛みがすーって消えたんだ」
その会話に、俺は足を止めた。
「何だそりゃ。ちょーのーりょくかっつーの」
公平の呆れた声に、また足を進めた。
まさか、な。