不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上
『…姫は、お守られる存在って聞いた。私、守ってなんてほしくなくって、むしろその逆で……
みんなのことを守りた、い』
みんなの前でこんなに話すのは初めてだ。
もはや声を出すこともしない生活をしていた。
話すのは慣れてない。
伝わっただろうか…
なんて思っていたら、
____パチ、パチ
下で、誰かが手を鳴らした。
それは拍手で、その音はどんどんと電線するかのように大きくなっていく。
私は何が何だかわからなくて、もうキョトン状態。