不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上
私が答えずにいると、
「山田花子、だそうですよ…ぷっ」
さらっとショウくんが言いやがった。
しかも笑い付きで。
「…そ、そう、花子ちゃんね…おっけー」
ハルキさん、肩がプルプル震えてるよ。
そして、私は恐る恐る隣を見た。
『!!』
…すごい人のことを馬鹿にした顔で見ているツバサさん。
何も言ってこないし、笑いもしないけど、この顔が1番タチ悪い!!
『全国の山田花子さんに謝ってください』
ふんっと、それだけ言って私はそっぽを向く。