飛び込んだらそこは異世界かも知れない!!
私の回りを光が舞った。

きらきら、ぐるぐる、

舞い踊った。

「おーっと!!上人だけが使える覚醒を使えるのかーっ!!」

覚醒ってゆうのね、

初めて聞いてみたけど…

快感ヤバイよコレ…

最高だぁ…

「一秒も無駄にするもんか」

私は武器を使わずに睨んで蹴った。

「グッ…ハッ_!!??」

「たらたらしてるのが悪いの…。_そっちもおいでよ…相手しますよ…?」

『ファ…ファあああ……』

…と言って片方のエタノアは倒れて気絶した。

「レミ&ノアチームの勝利です!!!!第3試験まで、しばしお待ちをー!!そして盛大な拍手をー!!」

シュルンと私は元の姿に戻り、銀羽の事も考えていたが、レミの元にすぐさま駆けつけた。

「レミ!!レミ!!反応できる?!」

「ぅ…あ…えー…っと…ノアかな?」

「レミ!!!無事で良かったっ…」

私の目と、レミの目から涙が流れる。

「勝ったよ…ありがとう…レミ…」

「勝ったね…勝ったねっ…」

私達は安心した。

でもまだ、まだ安心な出来ない。

「次に、当たるといいね…」

「うん…」

私の体力は戻っていた。

そして一番気になる事は銀羽があそこにいたかどうかなのよね。

まぁいいんだけど。

「ぁ、発表されるまで図書室いかなぁい?本好きなんだぁ~。」

そういって頬を赤くして照れる様にしてもじもじしだした。

「マンガあるよね?ね?ね?」

私が真顔で聞いた。

「もーノア~?今から戦略を立てようと行くんだよ~?」

レミは口を尖らせて言った。

「じゃあ行こっか!」

『よーし!』

と、いった後に出発した。

ハーブティーが香る図書館に着いた。

とてもいい香りだなぁ…

「ちょっと戦略の参考書探してくるね!!」

『ほいほい』

と、私は言った後に本を見て回った。

「ここは本当にゲームの世界なんだ」

そう。ページが全て、いや、ほとんどが真っ白なのだ。

よく『参考書を探す』と言えたものだ。

私はそう感じる。

「…?アレ…コレはなんか書いてある…?」

「それは魔術本だよ。」

後ろから声がした。

「えっと…誰でしたっけ?」

「僕はハルカです(笑)」

「記憶力悪くてスミマセン。」

『いやいやいいよ;;』

と、言った少年は何処かに優しさを感じた。

「あれ…えっとー、ペアのレミさんは~??」

「レミは今、参考書探してるのよ。」

「ほぉ。ねぇねぇ、じゃあさ、発表まで…結構時間あるし、明日はレミさんじゃなくて僕とちょっと遊ばない?」

黒髪が揺れる。

「あ、あしたは何も無いから良いよ。しかもあと5日も待てないよね~、あ、試合良かったよ!!凄かったー!」

『君たちもね』

と、笑いかけてきたハルカは、

『また明日、これに連絡してねー、』

と連絡先を渡してくれた。

「誰と話してたの?」

「ハルカと話してただけだよ~さぁさぁ戦略を練ろうか~」

私達は相変わらず仲が良いので少し離れただけでめちゃくちゃ心配するとゆう性質がある。

「お茶飲みながらしたぁーい」

「いいねー。あ、でも私はお茶じゃなくてハーブティー飲むから…」

クスクスと笑うレミは可愛い、私とは全く違う性格だから、絶対にこれはモテる性格だなー。と感心…。

「私はハーブは苦手なんだ~」

ニコニコ笑っているピンクのゆるふわ。

こりゃ男子は一発じゃぁあ。

「さぁて…と、戦略たてますかー。私はとりあえず、今回の試合でわかったことは、私はまっすぐ、ちゃんと前を、相手を見て戦うことだね。他のことに集中しちゃあいけない気がするわ…」

私は本当に迷惑かけたから、まぁ…まぁ…

「でもっ、ノア!! 何で覚醒したの!?どうやって!!??」

『いやぁ…』

と、困り果てた私。

「んー、レミを守りたいって思ったことかな~…?なんか…心が暖かく…いや…なんか爆発した感じかな」

「ほほぉ。私は、やっぱり回復支援に向いてるけれど、防御が出来ていないからダメだね。攻撃は魔法しか出来ないし~…ノアちゃんは良いよね、完璧で…。」

「でもねー。私だって完璧じゃないんだよ~?素早さだって、ちょっとやそっと遅れたり早くしたりしたら私は命に関わるし!!レミがいてくれて助かったし…」

私はそう言って語っているうちにコーンコーンと5時の鐘が鳴った。

「そろそろ私かえるね!!最終試験、頑張ろうね!!」

「うん~じゃあね~」

私もレミの家の所まで付いていき、私も家に戻った。

「今日は疲れたから寝よう…」

また…明日はハルカと遊ぶのか…

この世界は好きなことができるなぁ…。

前いた世界も…って…

前にいた世界って……

なん…なんだろ。

最近可笑しいな。

まぁ、寝れば治るよね。

「おやすみ~…」

そう言って私は消灯した。
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