空のギター
大好きな姉を亡くした“彼女”のその言葉が、四人にとってどれ程嬉しかったことか。雪那は喜びが滲んだ彼らの笑顔からそれを感じ取ったらしく、「自分で言っといて恥ずかしくなってきた!」と照れ笑いをした。
頼星の「自爆すんな」というツッコミが入ると、五人の間に笑いが起こった。和やかな雰囲気の中、優しい笑みを浮かべた風巳が、雪那に問いかける。
「……雪那の名前の由来は?」
四人の視線が雪那に向く。目を丸くした“彼女”だったが、やがてクスリと笑い、“地声(じぶん)”に戻って答えてくれた。
「……私はね、名前に“雪”って入ってるでしょ?、“雪のように、いつまでも人の心に残る存在になれ”って意味で付けてくれたんだって。多分、一瞬って意味の“刹那”ともかけたんだと思うけどね。
雪ってさ、特にクリスマスだと、ほんのちょっと降っただけでも人の心をあったかくするじゃん?だから私も、そういう人間になりたいんだよね!」
柔らかに笑った“彼女”は、次の言葉を発する時には“彼”になってしまうのだろう。四人は思う。ファンのみんなにも、この子を受け入れて欲しい。自分達がいつか、“どちらの雪那”も受け入れたように。
頼星の「自爆すんな」というツッコミが入ると、五人の間に笑いが起こった。和やかな雰囲気の中、優しい笑みを浮かべた風巳が、雪那に問いかける。
「……雪那の名前の由来は?」
四人の視線が雪那に向く。目を丸くした“彼女”だったが、やがてクスリと笑い、“地声(じぶん)”に戻って答えてくれた。
「……私はね、名前に“雪”って入ってるでしょ?、“雪のように、いつまでも人の心に残る存在になれ”って意味で付けてくれたんだって。多分、一瞬って意味の“刹那”ともかけたんだと思うけどね。
雪ってさ、特にクリスマスだと、ほんのちょっと降っただけでも人の心をあったかくするじゃん?だから私も、そういう人間になりたいんだよね!」
柔らかに笑った“彼女”は、次の言葉を発する時には“彼”になってしまうのだろう。四人は思う。ファンのみんなにも、この子を受け入れて欲しい。自分達がいつか、“どちらの雪那”も受け入れたように。