Blue Bird
お湯が沸くとティーカップに注ぎホットミルクティーをつくった。

それを一口飲むと携帯が音をたてて鳴り響いた。通話ボタンを押して電話にでる。


「…もしも…」

『おいっ』

もしもしと言おうとする声を力強い男性の声がかき消した。


「…大翔さん?突然どうしたんですか?」


久しぶりに聞く彼の声はどこか落ち着きがなく怒ってるように聞こえた。



『どうしたじゃない。お前何かあったのか』

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