Blue Bird
突然握られた手に引っ込みそうになるのを堪えた。ここで拒絶してはせっかくの潜入が台無しだ。

気を取り直して相手を見据える。

「あの、大翔さんてあの事件の当日現場にいましたよね」


私の言葉に掴んでいた手を離す。途端に冷たい瞳になった彼。


「あの事件て?」

私の目を見ないで言う彼。
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