君の音
みんなからのあだ名は「空気」とか、「悪魔」。

クラスでは、基本1人だし喋らない。
喋りたくもない。

人と関わるのも面倒くさい。

ただ、それだけなのに周りは「常に睨んでる」、「アイツは感情がない」、「何するか分からないから関わらない方がいい」勝手な想像で陰口を叩く。

大きなお世話だっての。

何もしなくても面倒くさいのなら、人間関係など築いた所でどんなメリットがあるのか私には理解出来ない。

別に私は寂しくもなんともないし、友達を作ろうとは思わない。
これが私にとっての平和。

つまらないけど、楽な日々。

アイツさえ、いなければ。

「神谷美音ー!カッミッヤッミッオットーッ!」
クラスの入口で私の名前を呼ぶ男子。

飯島カケル。

カケルとは、小学校からの幼馴染みでこんな私になる前の私を知っている唯一の友達。
いや、友達とはいいたくない。

高校2年生になった今でも昔のように接してくるカケルにイライラする毎日だ。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

あなたの音
rinko☆/著

総文字数/0

恋愛(純愛)0ページ

表紙を見る
本当は好き。
rinko☆/著

総文字数/0

恋愛(純愛)0ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop