腹黒王子の取扱説明書
「はあ?何だよ、責任って?」

須崎が片眉を上げる。

「馬車馬のように働いてもらうよ」

悪魔のように口角を上げて告げる。

「……横暴」

「横暴で結構」

「俺って結構頑張ってるぞ」

須崎の主張に俺は首を傾げた。

「本当に?お前に全権委任して、このまま帰ろうかな?」

「……冗談だろ?」

「半分本気だけどね」

須崎に向かってフッと笑ってみせる。

「おいおい!」

「北米でのスマホ市場参入、今が重要だからね。ここで負けたら、北米からは撤退。お前の手腕が試されるよ。チンタラやってたらそのまま置いて帰るよ」
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