モテすぎる先輩の溺甘♡注意報




けど、確かに再会したあの日………桃を見て「女」なんだと感じたし、悔しいけど綺麗だと思った。



桃には確かに他とは違う何かを感じてる。



小学生の時は、正直、桃のことが好きだった。



可愛かったし、どんなにからかってもついてくるし、小学生らしい好きという感情は持ってた……けど、言うことはなかった。



告白できるほど俺はできた人間じゃなく、素直になれる環境にはいなかった。



だから、今も特別な感情に気づかないようにしてるのかもしれない。



引っ越して会わなくなった3年間で、更に「好き」という感情の執着心はなくなった。



恋愛なんてめんどくさい。

欲を満たしてくれればそれだけでいい。




「お詫びで今日は泊まってくれるんじゃなかったのぉ?」


「今日はそういう気分じゃねぇの」


「あっそー。じゃあいいよ、またねぇーん」




……ヤること以外に求めるものは何もない。



桃みたいな純粋なやつと関わっていい人間じゃないから、今日こうして桃に突き放されてよかったのかもしれない。



女を駅まで送り、英二たちが近くにいるというから合流することになった。



ファミレスで少し時間を潰した後、他にいたやつらは解散し、俺は英二の家に行くことになった。




< 119 / 413 >

この作品をシェア

pagetop