食人姫
「由奈?どうした?」
暗闇に向けていた懐中電灯を背後の梯子に向けつつ振り返ると……さっきとは明らかに違う光景。
まるで、洞窟の中にでも迷い込んだような闇。
さっきまで明るかった一階が、どういうわけか真っ暗になっていたのだ。
「だ、大輔君!入口が!」
由奈も突然の出来事に状況が把握出来なかったのか、俺が梯子を半分ほど下りたところで声を上げた。
真っ暗な理由、それは、蔵の扉が閉じていたから。
風で閉まったのか……いや、そうじゃない。
今もまだ聞こえる、扉の前で何かをしているような、カチャカチャという音。
「お、おい!中にいるんだぞ!誰だよ!」
慌てて梯子を下りて、入口に駆け寄ったけど……その時はもう遅い。
身体をぶつけるようにして扉を押したけど、恐らく外の閂(かんぬき)がかけられているのだろう。
微かに動きはしたものの、開く気配はなかった。
「何で……私達が中にいるのに閉められるの!?」
さっきの声は、扉が閉められる事に気付いて声を上げたのか。
俺が二階に上がったタイミングで閉まったのは、俺がいると閉めるより速く止められると思ったからか。
化け物の事を調べ始めたばかりなのに、まさかこんな事になるなんて。
暗闇に向けていた懐中電灯を背後の梯子に向けつつ振り返ると……さっきとは明らかに違う光景。
まるで、洞窟の中にでも迷い込んだような闇。
さっきまで明るかった一階が、どういうわけか真っ暗になっていたのだ。
「だ、大輔君!入口が!」
由奈も突然の出来事に状況が把握出来なかったのか、俺が梯子を半分ほど下りたところで声を上げた。
真っ暗な理由、それは、蔵の扉が閉じていたから。
風で閉まったのか……いや、そうじゃない。
今もまだ聞こえる、扉の前で何かをしているような、カチャカチャという音。
「お、おい!中にいるんだぞ!誰だよ!」
慌てて梯子を下りて、入口に駆け寄ったけど……その時はもう遅い。
身体をぶつけるようにして扉を押したけど、恐らく外の閂(かんぬき)がかけられているのだろう。
微かに動きはしたものの、開く気配はなかった。
「何で……私達が中にいるのに閉められるの!?」
さっきの声は、扉が閉められる事に気付いて声を上げたのか。
俺が二階に上がったタイミングで閉まったのは、俺がいると閉めるより速く止められると思ったからか。
化け物の事を調べ始めたばかりなのに、まさかこんな事になるなんて。