涙〜あなただけが〜







───────




「あ、...」


茜ちゃんからの頼まれごとを思い出したのはその日の掃除の時間



「ムカつくけど...しょうがないか」




これでひと組カップルができるなら安いものだよ!








"晴人の好きな人を...聞いて欲しいの"





そう告げられたのはつい昨日のこと






この使命を果たさなければ
成り立つものも成り立たない


よし、いける、頑張れ香澄!!




「晴人ー!」



ほうきを持って教室の片隅で騒ぐ
男子の集団に足を運んだ



< 15 / 342 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop