‡詩集‡ひとりしずかに悲しみを


僕たちは夢遊病者。



みずからつけた傷口を

こんなにうっとり

眺めあっているだけの



「若者よ、地球はどう映って視えるのか」



夜だか 昼だか

星さえ見当たらないのに

まして愛なんて

この街の一体どこにある?


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