向日葵の事情

梓が立ち上がり晴哉の胸ぐらを掴む。

俺も真咲も晴哉も何も言わない。

だって、梓が言ってることは
正しいから。


「ムキになるな、梓」

いつもみんなをあやすのは真咲。
人一倍冷静で客観的に物事を捉えられる


「有馬が言ったことも穴がち間違ってはない。ここの誰よりもあいつと過ごした時間が長いからな。

晴哉も間違ってない。言い方こそアレだったが有馬1人では危険だ。

梓にも共感できる」


真咲は頭良すぎて
時々何を考えてるかわからない


「そこで俺の話にも共感して欲しいんだが」


なんだよ、さっきの前置き長ぇな


「これはチャンスだ」



…そろそろ、本当に真咲の頭の中身がわからない。



【彩都side終】
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