Magic Academy ~古からの盟約~
「古代都市についての文献をさがしているのかい?」

「へ?」

急に隣から声がしたので、少し驚いたそらは、バッと声のした方を向いた。

「あぁ、ごめんね、驚かせたかな」

苦笑いをしながら、優しそうな、何処かで見たことのある気がするお兄さんがポリポリと頬をかきながら続けた。

「僕はグリウ。ここの司書をしてるんだけど、何か探し物?」

その言葉に、そらははい!と思わず大きな声で返事をした。
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