谺する愛


「小森おじさんなら良いよ。


一緒に暮せるんでしょう。」


と言ったが簡単ではない。


山には店も病院もない。



あるのはぽつぽつと小さな温泉があるだけだ。



不安だらけの生活に馴染めるのかが心配だった。



次々と真知子は小森に難題を持ちかけたが、


小森は自信ありげに


「大丈夫だよ。自動車も中古だけど買ったから


どんな用事も僕がするよ。」と、


簡単に解決出来そうな顔をした。

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