愛してる。 〜愛してる。とか言わないで☆続編☆〜
「いいの見つかってよかったね!」



那美はにっこり笑った。


「莉子は?楓に何か買わないの?」



楓…



「うん…」



「莉子?」



那美は覗き込んだ。



「あのね…楓とはいつだって近くにいて、何の不安もなかったんだけど。この頃、楓を遠くに感じて…。こんなのは初めてで」



遠距離してる那美にこんなこと…



「ごめん…贅沢な悩みだよね」



謝った私に、



「楓を好きなんだね…莉子は」



微笑んだ。



「え?」



「好きだから不安になるんだよ」



好きだから…か…



「那美!」



突然後ろから男の人の声がした。



振り返った那美の顔は驚きの後に笑顔と涙が同時にあふれた。



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