片想い連鎖
時が止まったように感じた。



私はとんでもないことを言ってしまった気がしたのと同時に恥ずかしさが込み上げてきて顔が真っ赤になった。



「はっ?」



「私、吉田くんから私のこと忘れるって言われて苦しかった。
でも私は忘れられるわけないじゃん!
好きなんだもん」



吉田くんの目を見た。
吉田くんは私のことを呆れているように感じられた。
私のことをもう忘れてしまったんだ。
そんなふうに感じた。
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