Anemone~君を思い。涙する~

嘘...。

私のくじ引きで引いた紙には

しっかりと

【15】...と書いていた。

そして黒板に

蓮くんと私の名前が隣同士で書かれていた。

蓮くんと一緒の席になれるなんて

思ってなかったから...。

とっても嬉しい。

「私...。15番だった。」

「え?!隣、一条蓮じゃん!!」

「うん。」

「嬉しくないの?」

「...嬉しいよ!!」


どうしよ。

とっても緊張してきた。

蓮くんは私と隣で嫌じゃないのかな...。

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