岡本くんの愛し方
園田先輩がサッカー部の人達を連れてきて中を見せると、皆喜んでくれて私も嬉しくなった。
それから部室の中でだったり、部室の外でだったり、とにかく部室の近くで皆がそれぞれお昼ご飯をとっている間、私はバレー部の雅ちゃんの元へ行ってた。
「おー、初日にしてそこまでやるとは、
すずを推薦して正解みたいね」
「みーやーびーちゃーん?」
少し睨みつけながらそう言うと、
雅ちゃんは手を顔の前に持ってきて合わせて、
本当にごめんね!と言った。
「で、でもさ?いい機会じゃない?
先輩たちとも仲良くなって…ねぇ?」
「確かに、仲良くなれるのは良いかもだけど、
ご飯作らなきゃいけないのに…」
岡本くんを待たせちゃうことになるよね…?
「ご飯?何時でもいいや〜って前に言ってたじゃない」
…あ!そうだった!!
どうにかして誤魔化さないと!
「さ、最近は…時間に気を遣うようになって…。
その方がいいかなあ、みたいな?えへへ」
そう言うと、なるほどね。と納得してくれたので、どうにか誤魔化せたみたい。