私の生きる理由…
*○part1○*
あの時はね、私幸せだったの…

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜3年前〜

「ね〜、蓮君‼︎今日、放課後デートしよーよ‼︎」

「いーよ、行こう。」

あの日、私は幸せだった。
なんでもできる完璧彼氏がいてくれて
信頼できる友達もいて…幸せだったの。


そして、なによりもその日 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

蓮君にプロポーズされたの。
不器用で素っ気なかったけど、
すっごく嬉しかった。

「ね〜、食べ終わったらどこ行く〜?」

「あ、あのさ…」

「ん?なーに?」

「まだ、収入もないし生活を安定させる自信もないけど、卒業したら俺と結婚してください」

と言いながら綺麗な指輪を私の指にはめてくれたよね。綺麗で言葉がでてこなかったんだよ…?

「…ふぇっ…う、うん‼︎私と結婚してください‼︎」

「いいの⁉︎おっしゃ〜‼︎」

こんな綺麗な思い出…今では
私を苦しめるものでしか無いよ…
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