歪な愛のカタチ




私は1人で


誰もいない廊下の端のソファに座った。


疲れた。


人嫌いな私。


笑顔を作るのに、顔が痛い。



『帰りたいなぁ…』


独り言を言った。



「同じく」



誰もいないと思っていたから

驚いて声のする方を見る。




それが佐々木さんとの出会い。
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