歪な愛のカタチ




私は和美のお陰で

少しずつ落ち着いた。


そして

昨日の出来事を

話した。



こういうことは初めてじゃないことも…



和美はなんとなく

気がついてたんだと思う。



「なぁ、水嶋はそいつの事好きなのか?」

それは翔くんの声だった。



今の私は…佐々木さんのこと

好きだと即答できなかった。



「好きじゃねぇーな…それ」


翔くんの言葉に

私は頷いていた。



自分で認めなかった部分……
< 94 / 126 >

この作品をシェア

pagetop