わたしのイトリくん
お隣さんのあの子




同じマンションの右隣に住むイトリくんは
毎日のように私の部屋に来ては、だらしない私の身の回りの世話をしてくれている。





そんなイトリくんがこの部屋に来なくなってもう一ヶ月経つ。





最初は大学生であるイトリくんと社会人である私の時間のすれ違いだと思っていた。


...けれど。




右隣のあの部屋に、イトリくんが帰ってくる気配が全く無いことにようやく気が付いたのだ。
< 1 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop