永遠に....
慎司と日和は部屋までの間互いを見ず、ずっと黙り混んだままだった

「どういうつもりだ」

「はっ?」

「小松田と二人っきりになった挙げ句、鈴木聖子との会話」

「お付き合い宣言されて、鈴木聖子さんには今後、慎司の側にいないでって言われれば、言うしかないじゃない」

「お付き合い宣言?」

「とぼけないでよ!聖子さんがスピーチの時に慎司と付き合ってるって発表したらしいじゃない」

「...」

考える慎司

「私はちょうど聞いてないからわかんないけど、みきちゃんや鈴音、悠莉...みんなが私に聞いてきたのよ」

日和の目から大粒の涙が流れてきた

「おいまてよ!」

慎司が日和の両腕を掴む

「放してよ!付き合うんだったら、一言言ってよね」

「俺が鈴木聖子と付き合ってるだ??何で俺があんな奴と付き合うんだよ」

「...えっ??」

一瞬にして、日和は冷静になった

「だって、慎司は【勝手にしろ】って言ってたって...」

「鈴木財閥とは今後も取引相手として、付き合ってくことを、みんなに報告したいって言ったから、勝手にしろとは言ったが...」

「は?」

「どうしたら、鈴木聖子と付き合ってることになるんだ??」

「...みんなの聞き間違い??」

「それはおいといて、お前小松田と二人っきりになって、何を話してたんだ!?」

慎司は日和を睨んだ

「何をって...」

日和はどこまで話していいか考えた

「施設に入る前の私を知ってるんだって。それで、家族のことを聞いてただけだよ...」

嘉樹に告白されたなんて言ったら...

考えただけで恐ろしいと思う日和

「二人っきりで話すことか??」

「慎司が女の子達に囲まれるから...」

「...とにかく!お前は俺のモノだ‼変な行動とるな」

「...」

「俺のいいって言うまで、家からでるなよ」

「...」

2日間、日和は家から出るのを許されなかった...

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