ガキ的愛情表現の結末【完】
♡♡♡♡♡8
応援団結成から1カ月――。


団の活動は「さり気なく」というのが最大の難関となり、こう着状態が続いていた。



時折有希をみつめる哲也の熱い瞳に気づいては、後ろを向いてニヤニヤする。


団員がしているのは、今のところ、応援ではなくただの観察だった。



そもそも恋愛経験は哲也と同等の応援団員たち。


さり気ない画期的な作戦など立てられるはずがないのだ。



だが、裕之は満足していた。


有希への行動を起こした哲也に対して、「渡辺のこと好きなの?」などと不用意な発言をされることだけは避けたかったからだ。


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