月星鬼





遊園地。ショッピングモール。稽古場。水族館。







「ねぇ、聞いてもいい?何で稽古場が出て来るの?」








「ん?体動かして遊ぶかなーってな。」









「神経使いたくないし遊園地で良いじゃん!」









「じゃあ遊園地にするのか?」






「え?もちろん‼︎」






当たり前じゃないか。あそこは絶叫マシンがあるから。







「んじゃ決まりな。」





そう言うと「本借りてくな。」って言いながら出て行った。









スルリと私の横に座ったキキ。








“そのアホヅラどうにかならないのかしら?”







「失礼な。本当沙季って猫なんじゃないかってね。」





“そんなの双子一緒よ。”





「え?私も?」





“当たり前なコト聞かないの。早く寝ないと明日の朝忙しくなっても知らないからね。”







「うん。」






“明日はミールと遊ぶから。おやすみ”







「おやすみ。」






キキは前足で目を掻きながらベットのそばにあるクッションに丸まった。






さてと、明日はショーパンで花柄チュニックでいいか。






何てコーデを頭の中で考えながら就寝体制に入った。






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