黒い羽と嘘と執着


そしてメールの文には最後にこう書かれていた



『僕と会うことは言わないで、僕のことも誰かに話しちゃだめだからね』



私はそっとスマホをポケットにしまう




「なあ、斎藤、今日マ○カでもしねぇ?」



なんて話をしようと思っているといいタイミングで庵が放課後の話をふってきた



「え、あ……ごめん、ちょっとお母さんにおつかい頼まれたから今日はいけないんだ」



適当に嘘をついてその場を取り繕う



「へえ、お姉さん珍しー」



「途中まで俺が付いてこうか?」



今までずっと言われるまま溜まり場に入り浸っていたから来ないことにノエルと次朗君が反応を示す



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