裸足のプリンセス

『あ、はい…』


そう言えば…

あのテレビのタイトルって確か…


ー我国の王子が選ぶ…


『え?!王子なの?!』


ぷっはははは!


突然沸き上がる笑い声。

『御無礼をお許しください』

と、跪く私。


唯斗「えぇ?!折角の可愛いドレスが
汚れちゃうよ?」


『ですが…』


「誰も気分なんか害してねぇよ」

と、俺様的な人。


「そーだよー?ほらっ座って座って!」

と、チャラ男さん。


不意に目が合った人は
頷いてくれている。

無口さん…なのかな?


ここで従っていた方がいいのかな…

と、迷っていると


スッと手を差し伸べてくれる人が。

「ほら、疲れたでしょ?座りなよ」

と、微笑んで、私を立たせてくれる。

お兄ちゃんみたいな人…。



トントン

「失礼致します。」

テラスの入口から聞こえてきた声。


ガチャ

「頼まれたローズティを用意致しました」


ふわぁっと香るローズの香り。


「そちらの方は?」

と、目が合う。


「私は執事の………美雪?」

『蓮翔レントくん…?!』


そこには、

幼い頃何度か遊んだ蓮翔くんの姿が。


蓮翔「改めて自己紹介すんな。
私は、ここで執事をしている三上ミカミ蓮翔と申します。」


執事モードに変わる彼。


『ご丁寧にどうも。
私は、デザイナーをしています。
篠田美雪と申します。

ここには、お恥ずかしながら、
森で迷子になった私を唯斗様が
連れてきてくださいました。』

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