裸足のプリンセス



数分後



ガチャ


理人「皆には、僕が個人的にキミと話したいからって事にしといた。」


『あ、はい』


理人様はキッチンに行かれる。


『あの…理人様?

何かお手伝 / 理人「理人」…え?』


理人「キミには…理人と呼ばれたい」



ドキドキうるさくなる胸の音。

治まれ!

私の胸の音!


『…理人…さん?』


理人「美雪さん…

いや、美雪、

それは先程と殆ど変わらないのでは?」


紅茶を差し出しながら

そう言う理人様。


確かに、さま と さん は

一文字違いだけど…


『うぅ…り、』


理人「り?」


『り、理人の意地悪っ!』


言ってしまった…


理人「よくできました」

と、微笑みながら私の頭を撫でる。


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