裸足のプリンセス
だから僕は
「美雪さん…」
と、声を掛け、
何も言わず、
少し足早にその場を後にした。
後ろから何か聞こえるが
そんなのいちいち聞いてられない。
今は美雪さんを
あの場から逃がすことが
最優先だ。
一方、
他の奴らと違い、
彼女…美雪さんは黙ったまま。
きっとこの子は
僕の考えを察したのだろう。
何故か、この子は
普段は鋭い子なんだな。
と思ったからだ。
たどり着いたのは
僕の部屋。
彼女は気づいてないだろうけど。笑
なんたって、物はあまり無いし、
ベッドは奥の部屋にあるからね。