涙色のバレンタイン。






胸がずっと、どくどくなってる。




まさかのキミが、こんなにも近くにいるなんて。


ていうか!


ここって大雅クンの部屋で、そんでもって今あたしが寝転んでいるのが…。







「あっ!本当にありがとう。それじゃそろそろ…」




「“大雅クン好き”って何?」


「え…?」





そこには、意地悪そうに微笑んでいる大雅クンがいた。





「どういう意味?」



あたしには身に覚えがなくて、頭をフル回転させていると。




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