涙色のバレンタイン。







それに、先輩だって俯いていた。





「もうやめようよ…。



大雅クン、あたし達はもう……」



「俺、菊のこと好きなんだわ」







「…え?」




大雅クンがあたしを離すと、



「俺、付き合ってるフリしてた。先輩とも」



「……え?」




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