涙色のバレンタイン。






「アイツのこと、好きだったんだろ?



俺のために振ったんだろ?


だったら今からでもいいから、戻って告白してきなよ。




俺の気持ちなんかより。

咲原が笑ってなきゃ、嫌だから」






「……柚樹クン。


でもあたしは1度、決めたんだよ…?


もう好きにならないって。

新しい恋をするって…」







「本当に、咲原は真面目すぎるよ…」



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