セカンド☆ライフ

パーティーを組もう

『呼んだかバァさん』

『うむ、入れ』

『バァさんのほうから呼び出しなんて珍しいな?』

『うむ、今日はお主らに頼みがあってな』

『頼み?』

『まずはこちらの状況を説明しよう』

『?』

『現在、儂ら遺族会のメンバーが連続して行方不明となっておる』

『行方不明?』

『言葉のまま、消息が掴めぬ、調査に向かった佐和田も昨日から音信不通じゃ』

『佐和田のオッサンが!?』

『うむ、そこでじゃ、お主らにこの事件の調査を依頼したい』

『は?なんで俺達?』

『遺族会も人手不足でのぉ、頼まれてくれぬか?』

『ん〜…バァさんには世話になってるし、頼まれたいのは山々なんだけど…』

『私やります!』

『詩乃!?』

『少しでも環さんに恩返ししたい!』

『いやでも行方不明事件なんて俺らだけじゃ荷が重いって…』

『安心せい、こちらからも優秀なホルダーを一人付ける』

『優秀なホルダー?』

『花子じゃ』

『梅澤さんか…』

『遺族会最強のホルダーにして現代最強の忍者じゃ』

『え?あの人そんな凄い人だったの!?って言うか忍者をなんだと思ってんのあんたら!?』

『花子は先に調査を始めておる、合流して助力してやってくれ』

『いやまだ引き受けるとは…』

『わかりました!』

『詩乃さん!?』

『合流地点は隣街の本屋じゃ』

『え!?』

『儂がお主らに頼む意味、理解できたじゃろ?』

『あ〜…うん…やらないわけにはいかない…な…』

『では頼んだぞ、花子には儂から連絡しておく』

『はい!ゆいりくん行こう!』

『そだね…行こうか』
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