佐伯さん
それだけ言って、しれっと窓の方を向く高橋くんを睨む。
なにそれ。
顔が目障り?
あたしにどうしろって言うんだ
首を切れと言っているようなもんだぞ、おい
「高橋くん!あたしに首を切れと言っているのか!」
そう言ったら、、
高橋くんは振り向いた……
じゃなくて。
振り向くように見せかけて
紙に何かを書き出した
こいつ、あたしの言葉無視する気じゃないだろうな?
そんなことを思っていたら
ぐちゃぐちゃに丸められた紙が頭に当たった