ESORA PINK《短》
驚いていると私の胸元から顔を上げた廉はいやらしく笑っていて、私の胸のところには赤い痣が残っていた。

痣と廉の顔を交互に見ていると廉は首をのばしてきて、私に軽いキスをする。

「安心しろよ。お前相手に罪悪感なんて持たないから」

そして廉はそう言いながら、遠慮もなく私のスカートの中に手を入れてきた。


……なにがどうなってこうなっているのかはよくわからないけれど、廉はやめる気はないみたいだ。
そして廉は私には遠慮もしないし、罪悪感なんて持たないらしい。

そして、廉に言わせると、私は自己中で自尊心が高い淫乱女。

ならばその言葉通り、欲情のままに行動をしてあげようじゃないか。

明日のことは、明日考えればいい。


私は小さく笑ったあと、合意の意味を込めて、廉の旋毛にキスを落とした。





〜完〜
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