クールな彼と付き合っていくには。

大吉と出ました。作戦成功?




「人の彼女に何してるの」


その冷たい声には聞き覚えはないけど、

帰る途中何度も手をつないぎたくて見ていた大きな手には

見覚えがあった。


「え?…あ。」


風早くんもさっきの顔の近さを思い出し

我に返ったのか真っ赤になった。


「ご、ごめんね!紗彩ちゃん!」

「…ちっ……」


今のどこにキレる要素あった…????


私は風早くんに『いいよ』も言えずに鳴瀬くんに引っ張られ、

どこかに連れていかれた。



< 31 / 40 >

この作品をシェア

pagetop