クール系女子の2度目の恋
「おっとごめんごめん。
わかった?だからもう受験のことなら既に解決してる。学校は4月からだ。
ちゃんと来るんだよ?多少はサボってもいいから。ね?あ、でもそんなサボっちゃダメ!あ、でも麗華にとっては……」


最後の方は独り言みたいに声が小さくなってく

わからない



わかんないよ


なんでそこまでして行かせようとするの?


学校に行ったら私の状況が変わると思ってるの?


ッハ そんなのありえない


「ねぇ麗華。嫌なのは分かる。…あの事もあるから行きたくないと思う。だけど、あなたこの家に閉じこもってちゃダメよ。お願い。高校へ行って?」


嫌よ…


こんな汚い最低な人間が学校なんて…


行っちゃいけないの



行っちゃいけないんだよ、お母さん






でも親の言う事を従わなくちゃ


迷惑だからね。私の存在は


そんな言葉を頭の中にギュッとしまい


「分かった。行きます。」


けして笑顔じゃないけどお父さんとお母さんの目を見て言った


こう返事するしかない


どうせ無理矢理行かされるしね


「ありがとう。それじゃあ凛に制服を運ばせておくから。月末には届くだろう。
一回は試着か目を通しておくんだぞぉ☆」


話が終わるとすぐさまいつも通りになるお父さん




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