私-前編-

シンデレラ

『アキ……
疲れてるやろ?
…寝てもいーで。』



「おう…ちょい寝るわ。」

そう言うとアキはベットに横になった。


私は椅子に座り、ボーッとしていた―…




「…亜美
……こっち来て…」


私は軽く微笑むとアキのベットに入った。


私はアキを優しく抱き締めた―… 


『…アキ…大好きやで…ずっと…』



アキは優しく頷くと、そのままキスをし、私の服の中に手を入れてきた―…



私は少し恐かったが、アキだから…





アキとなら…




アキは「愛してる」と何度も言ってくれた―…




そして私達は一つになった―…



この時のアキの温もり…ずっと忘れないよ…――



そしてアキは少し眠った―…


私も眠かったが、眠るのがもったいなかった―…


もう少し……
あと少し……



朝になれば別れなければならない。



まるでシンデレラの魔法がとけるかのように―……




私はアキの寝顔を見ていた。




アキ……

今日の事…忘れないよ…

そして……


愛してる―…


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