乱舞

バレた…。


あれから、翔平たちに会うこともなく時間は過ぎた。

今は、乱舞の幹部会。
あたしと小夏、幹部のマドカの3人で今日の夜の暴走のルートなどを決める。

「なぁ~、どーすんの~??」
あたしのわ目の前でソファに足を上げて煙草を吸うマドカ。
「今日もまた、北斗も暴走すんでしょー。小夏の彼氏とさーかの片思いの人に会ったらどーすんのさ~??」
「ばっ!!片思いじゃねーよ!!」
反論するもすぐにシカトされる。

「でも、大河たちも頭の回転は速いからもうすぐ気付くと思う」
「だよね。あたしらの名前も売れてきたし…」
2人でため息つくも
「まぁ、あたしらの引退も時間の問題たがんね」
そう、あたしらが頭を張んのももうちょっと。

そんな、甘い考えが今日の不運を巻き起こしたかも知んないけどね…。


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