【完】短編witch~魔女なんてウソだ!~
『...あの、なんであたしの名前知ってるの?』

思いきって聞いてみた。

『え~っと、まりえちゃん、有名人だし?』

は、はぁ?

こんなあたし、誰も見向きもしないのに?!

『それは...どういう...?』

『ハイハイ、そこうるさい!まだ途中よ?』

岡野先生があたしたちの会話をさえぎる。

『え~っと次は、高橋さん?だっけ。』

岡野先生が言う。

同じ苗字の人、いたんだ。

『なにぼーっとしてるの?次は、あなたよね?』

あたしを見ながら言う。

え、あたし!?

赤羽さんと話している間にそこまで進んでたんだ...。

あたしは、立ち上がる。

『えっと...高橋まりえです..好きな食べ物は、パフェです。宜しくお願いします。』

そう言い、席に座る。

その瞬間、教室の扉が勢いよく開いた。

そして入ってきたのは、なんと、あたしのママ!?

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