元ツアコンの体験記/日本の常識、ヨーロッパの非常識
<アイスコーヒーが飲みたい!>
日本では夏になると、カフェでも自宅でも、こぞってアイスコーヒーを飲んでいる光景を目にしますよねぇ〜?
ところが海外では、カフェでも自宅でも、アイスコーヒーを日常的に飲むという習慣がありません。綿密に調べると、もしかしたらアイスコーヒーがメニューにあるカフェもあるかもしれませんが、日常的にごくごく当たり前にアイスコーヒーを飲むという事がないのです。
欧米から来たコーヒーの文化なのに日本と海外では、随分と習慣が違うものです。日本だけでなく、
欧米の間でも、大きな違いがあります。例えばヨーロッパでは、アメリカンコーヒーがありません。
昔から水が汚く臭かった為、臭さを隠すために濃いコーヒーを飲む習慣があったと言われています。
ヨーロッパで『コーヒー一杯ください』と言うと、必ずエスプレッソの様なデミタスの濃いコーヒーが小さなカップに入って出て来ます。
その古い習慣をヨーロッパ人達は今でも受け継いでいます。
濃いコーヒーがどうしても駄目な方は、ミルク入りのコーヒーをお勧めします。現代の日本風に言うならば、フランス風にはカフェオレ、またはイタリア風にカフェラッテといった所でしょうか?
ヨーロッパで無理やりアメリカンコーヒーを飲もうとすれば、エスプレッソにお湯がついてくる始末で美味しいわけがありません!
それから、日本ではコーヒー用のフレッシュがありますが、欧米では余り見た事がありません。
普通の牛乳が出て来ます。
コーヒー用のフレッシュは、日本独特の文化です。
ヨーロッパ旅行にいかれる方でアメリカンコーヒー好きな方は、市販の携帯できるモンカフェやインスタントコーヒーを持っていかれる事をお勧めします。
ちなみに、ヨーロッパでも上記に記載した文化は、ラテン系の国によくありがちな習慣で、ドイツやラテン系でない北ヨーロッパでは、濃くもなく薄くもない調度よい濃さのコーヒーが振る舞われます。
ちなみに私は、この北ヨーロッパのコーヒーの濃さが、一番好きです。
そう考えると日本では、アメリカンコーヒーもあるし、ヨーロッパコーヒーも20年前のイタリアブームで、エスプレッソなど、今では当たり前の様にお店のメニューにありますし、欧米の文化を両方楽しめる、まさにコーヒー天国といえるのではないではないでしょうか?
< 1 / 5 >

この作品をシェア

pagetop